歴史 / History

丸屋の歴史は遠く昔日にさかのぼります。　古より代々染殿織殿司として、皇室の御用品の染色にたずさわり歩んできた事柄が 寺の過去帳に示されております。 １８００年代からの記録は詳細で、絹糸染色一筋に生き抜いた様子がよく残されています。 近年、洋服文化が浸透していく中で、糸染技術を絹服地の染色にも生かしたいと、１９７７年、絹洋装広幅染色を展開しました。 糸染色で何百年も培われた絹糸 ＜御糸＞ への姿勢は、服地染色の分野にあって、大いに生かされ、丸屋独自の展開を支えています。

極薄オーガンジーから厚地Ｗクレープまで、様々な織物を　精練工程から染色、整理、仕上工程まで、一貫工場として、完成させています。　又、糸使いの微妙な 絹交織品などの染色や、ラウンド加工＜塩縮＞、琥珀加工をはじめとする 特殊加工 も様々に展開しています。 [ 古き良き ] を守り [ 新しき良き ] への研究と挑戦を続ける 丸屋の伝統は、現在工場を支える若者達が確かに受け継いでくれ、今日も 新しい歴史 を染め上げています。

Our company is a dyeing factory with more than hundreds of years’ tradition.
Originally, our company dyed articles for the Imperial family, and became a company specialized in silk cloth for clothes in 1977.
We keep ‘the good old,’ and keep challenging to pursue ‘the new good.’
We are the ‘old and new’ dyeing and processing company.

所在地 / Address

丸屋染工株式会社は京都御所の北西に位置し、西陣と呼ばれる地域に所在しています。
工場の真北には茶道家元の表千家と裏千家が並び、両家元とは同じ水脈でつながっています。京都御所から、徒歩１５分ほどの場所の染色工場です。
Our company is located in the northwestern part of Gosho (Kyoto Imperial Palace), called Nishijin, and it takes 15minutes from Palace on foot.